KZ1000Mk2

KZ1000Mk2の電装カスタム&CRキャブセッティング

2015年10月25日

宿(ANCHOR SITE)の開業にあたり、昨年末から続いていた人生最高の金欠状態。

 

「人生苦もありゃ、楽もある」

 

そんな言葉通り、開業後、ありがたいことにお客さんが増加(もちろん今後、特に冬場がどうなるかという不安は消えませんが)。

 

借金を抱えている身ですが、長年夢に見ていたカスタムに着手することに。これぞまさしく「自分へのご褒美」。以前何かの本で読んだのですが「自分へのご褒美」と言い訳して、浪費する人はお金持ちにはなれないそうです(笑)。

 

まっ、でも人生一回きり。「やりたいことはやらないと」ってことで、日帰りで弾丸カスタムツアーに出発しました。

 

KZ1000Mk2のカスタムへ出発

 

2015年10月22日

03:00 起床

03:30 出発

 

ヘッドライトの光も届かない左右のカーブが続く真っ暗な山道を「寒っ!」、「動物出てくるなよ…」なんて思いながら走り抜け、松本ICから中央道へ。諏訪湖PA、双葉PAなど3、4回ほど休憩しながらひたすら横浜を目指し、アクセルを開け続けます。

 

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中央道のPAにて小休止。まだ空は暗い・・・

KZ1000Mk2のカスタムはPAMSにて

オープンの10時にアポを取っていました。せっかくの楽しい1日ですから、遅刻なんて絶対にしたくありません。というか遅刻したら申し訳ないですし。絶対に遅れないようにと、アクセルを開き続けた結果、約束の30分前、9:30amに到着。ショップはZ乗りならば知らない人はいないであろうPAMSです。

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約300kmを走り、PAMSに到着。

KZ1000Mk2のカスタム内容

今日のメニューは、

以上の3点の取り付け、セッティングを行っていただきます。

 

KZ1000Mk2をカスタム

セッティング前に圧縮を計っていただいたのですが、なんと全てOK! バッチリでした。ここでつまずくとちょっと大変そうなので嬉しい限りです。そして次はキャブレターの同調ですが、さすが素人(自分)がやっただけあって、少々バラツキがありました…。同調を取っていただき、キレが出たところで全てを装着し、いざシャシダイの上へ。

全開で響き渡る、自分のZの音がたまりません。
何度も計測を繰り返しながらの、キャブセッティング。見事にパワーアップを果たしました。
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シャシダイの上のKZ1000Mk2。なんとも嬉しい光景です。

KZ1000Mk2のカスタムを終え帰路へ

PAMSのT山さんによって、今回の目的を無事に果たすことができました。全てが終了したのが、04:30pm。ここから復路のスタートです。およそ300kmの道のりを寄り道せずに帰ります。

カスタムのインプレッションは?

PAMSを後にし走り出してみると、レスポンスの良さ、どっから開けてもスムーズにそしてパワフルに加速するMyZ。今までもある程度は満足していましたが「こんなこったら、早くお願いしておけば良かったーーー!」と思うほどに、様変わりした走り心地はまさに最高の一言です。

嬉しいのも束の間、突然襲ってきたトラブル

「いやっほー!」と眠気も覚めるほどに、快調に高速を飛ばしていたのですが、ここでトラブルが発生。日没と共にヘッドライトを付けようにも尾灯しかつかないじゃありませんか…。ショップでは点灯を確認していたので、まさに今このタイミングでの球切れ。その状態で走るのはなかなか危険なので、すぐさまPAへ逃げ込みます。PAMSに電話して相談すると、ガソリンスタンドだったらまず売っていることが分かりました。しかしこのPAにはガソリンスタンドはない…。
そうとなれば、ガソリンスタンドがあるPAを目指すほかありません。左車線を走る車にピッタリくっついてGSが備わるPAを目指すものの、いっこうにそんなPAには辿り着きません。そしてどんどん空は暗くなっていきます。「うーん、こうとなればどこか街っぽい出口で降りよう」と思っている間に、いつの間にか周囲は山間部に。
もうダメだ、と再度PAに逃げ込みます。
「そういえばJAFに入ってるな。バルブを持ってきてもらおう」と思い、電話。
JAF「詳しいものが状況を見て判断するので、30分待っていてください」
自分「いや、プロがいうにはH4のバルブなので持ってきてください」
JAF「とにかく詳しいものが伺いますので、そこで相談してください」
なんだかスッキリしないけど、無点灯やハイビームでこれ以上走るのは疲れるので、待つことに。
そして到着したのはJAFの看板をつけたおじいちゃん。
JAF「やあやあ、お待たせ」
自分「球切れなんすけど…」
JAF「俺、バルブは持ってないんだよね」
自分「(JAFを呼んだのは失敗か…)えっと、ガソリンスタンド連れて行って欲しいんすけど」
JAF「そういうのはバイク屋だよ。俺の知り合いに電話してみるよ」
自分「いやいや、ガソリンスタンドでいいんですよ」
JAF「まあまあ、こういったことはバイク屋が一番だよ」
自分「・・・」
そして携帯を取り出すおっちゃん。
まずは1軒目。
JAF「△□さん? えっ、お風呂入っちゃてるの? そっか、そしたら終了してるね、ありがとう」
そして2軒目。
JAF「○×さん? あのねバイクのことなんだけど、分かる人に代わってくれる? あ~あのね、バイクがさ、ライト切れちゃってさ、え?、ん? ○×さんじゃないの? ありゃ、間違いでしたわ…プープープー」
自分「(えええー! なにそのやりとり! マジかよ、まだまだ帰れないじゃん)」
そこで、取り敢えずバルブを外しおっちゃんに見せたら、
JAF「あ~これか、これなら俺の工場にもあるよ、いや~バイクって色んな種類があるからね」
自分「えっと…、そしたらおっちゃんの工場に向かう感じで、途中でスタンドあったら寄ってください」
JAF「OK、じゃあ車にバイクを積んで行こう」
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KZ1000Mk2オンザJAFトラック。

そんなこんなで、高速を降りるとすぐにガソリンスタンド発見。店員に聞いてみると「ありますよ」との言葉。「マジッすか!」と、購入しちゃちゃっとバルブを交換して復活。

正直なところJAFの人を「ダメだこの人・・・」と最初は思ったけど、実際にはどこかにくめない人でもありました。お礼を言って分かれ、再び高速へ。双葉PA、松本のセブンで小休憩を挟み、なんとか11:30pmに自宅に到着。朝の3時起きだったので、すぐに爆睡です。

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本日のカスタムのようすは、PAMSさんのブログにも掲載いただきました。

【pams0805のブログ 一気】

【pams0805のブログ TO THE ROAD !】

 

KZ1000Mk2の後日

そして本日(2015年10月25日)、風が冷たくお世辞にもバイク日和とは言えませんでしたが、

あの日のフィーリングを味わうため、ガソリンを入れるという名目でちょいと小走り。

 

「最高!」

この一言に尽きますね。これがセッティングが出てるというやつなんだということを知りました。

雪が降り始めるまであと1ヶ月。短い秋をKZ1000Mk2と共に堪能したいと思います。

 

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