KZ1000Mk2

KZ1000Mk2にPMCステンレスツールケースキットを装着

KZ1000Mk2のシート下に収納スペースをつくる

エアクリーナーがないので、意外とスペースがあるシート下。ここにPMCステンレスツールキットを取り付けます

スクーターならいざ知らず、多くのバイクには収納スペースがそれほどありません。Zをはじめとした旧車だけでなく、最新のZ900RSだって収納スペースはほぼありません。とはいえ、少しでも積めるようにしたいというのが人情というもの。僕のKZ1000Mk2はCRキャブレターということもありエアクリーナーを外しているので、少しスペースがあります。

PMCステンレスツールキットを購入

ではそのスペースをどう有効利用するか? アルミ板を切って曲げて…なんていうのはハードルが高すぎます。そんなことを考えていたときに見つけたのが、PMCから販売されている「ステンレスツールケースキット」。けれど、その時はアルミ素地のシルバーだったので「うーん黒がないかなぁ。塗ればいいかなぁ」なんて考えつつも、しばらくの月日が経ちました。そして最近になって再びチェックしてみると、パウダーコートで仕上げたブラックバージョンが発売されていることを発見。ポチろうと思うものの、いったんクリックする手を止め、レビューだったり装着画像を探してみます。が、全然出てきません。あまり売れてないのか?はたまた需要がないのか? 真実は分かりませんが、悩んでいても解決しないので意を決してポチってみました。

レーシングキャブレター装着車やノーマルキャブでもエアークリーナーサイレンサーを取り外した際、シート内の有効スペースを利用しバッテリーストッパーの役割も兼ねた大容量の収納ボックス付きインナーフェンダーキット。また錆に無縁で高強度のステンレス材を使用しておりフェンダーレスキットとの併用で精悍なリアビューを演出させます。ステンレス素地のシルバーと、高級感溢れるパウダーコートによるブラック仕様の2ラインナップ。

「PMC.Inc」

PMCステンレスツールキットを装着

到着したのが、こちら。インナーフェンダー代わりとなるものと、荷物を収納するボックス、そしてステーという3点と、ボルト各種、説明書が入っていました。

説明書通りに取り付けに障害となるウオタニのユニットやインナーフェンダーなどを外していくと、取り付けの準備が整います。

まずはインナーフェンダーの取り付けですが、いきなり一筋縄ではいきませんでした。スペースが限られているので、右に寄せたり、左に寄せたり、斜めにしてみたりなど、取り付け可能なありとあらゆる角度を試してなんとか入れることができました。そうしたら次は、ツールケース。これも同様に簡単には入りませんでしたが、干渉している部分を探しながら、そして避けながらなんとか定位置に。

写真だとちょっと分かりづらいので、試しに10mmの「KTC ショートラチェットコンビネーションレンチ」を入れてみました。

こんな感じです。正直な感想としては「あまりスペースがないなぁ…」でした。というのも、ウオタニのユニットをツールキット装着前と同じところに設置しているので、その分スペースが取られているからです。とはいえ、限られたスペースに少量ながらも物を置けるようになったことには満足です。またデメリットとして、唯一考えられるのはバッテリー交換するときにはボックスをいったん外さなければならないことでしょう。一度脱着を経験すれば難しい話ではありませんが、一手間増えますね。けれどバッテリーは頻繁に外すものでもないので、そこはよしとします。

こちらが最終的な全体像。バッテリー横に設置していたETCは後部へ移設しました

KZ1000Mk2のシート下収納

バッテリー上部に荷物が置けるようになったことに加え、KZ1000Mk2にはテールカウル内にも少し収納スペースがあります。僕はそこに車検証などを入れた純正のツールボックスと、以前紹介した車載工具を入れています。

バイクの車載工具はこんな組み合わせです

 

これにてKZ1000Mk2のシート下に、少しばかり余裕が生まれました。PMCさんのこのキットは、KZ1000Mk2だけでなく、Z750FXやZ1000 [A1/A2] 、Z750FOUR [D1]あたりにも装着可能なようです。またZ1/Z2用もあります。エアークリーナーボックスを外していて、少しでも収納スペースが欲しい人にオススメです♪

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