KZ1000Mk2

KZ1000Mk2納車

2010年11月28日

KZ1000Mk2を買う!

以前使用していたYahooブログにて「KZ1000Mk2を購入するぞ!」宣言してから半年。コツコツと頭金を貯めつつ、どこで購入するのかいろいろと検討しました。購入するのがZですから、それはもう一生物と言って差し支えないものなので、やはり失敗はしたくありません。しかし考えてみると、

安い=失敗の可能性が高い

高い=失敗の可能性が低い

と至極全うな方程式に辿り着きます。とはいえ、予算も限られていますので可能な限り安く買いたいというのも人情というものでしょう。

KZ1000Mk2をどこで買うか?

2010年当時は、PAMSコンプリートで300、ドレミコレクションのコンプリート(エヴォリューションオーダー)で200、ウエマツで150ぐらいが相場でした。希望としてはPAMSコンプリートでしたが、安月給の僕にはローンの審査も厳しく…。それに最終的に縁あって知り合った方が、ドレミコレクションで制作したMk2に乗っていてなんら不備はないとのことだったので、ドレミコレクションに依頼することにしました(現在は車両価格の高騰などの理由によって受付中止しています)。依頼当時はフレームまでバラし、フレーム修正、塗装、エンジンOH、各種新品パーツなどを使用、などいわゆるレストアという内容のものでした。もちろんメンテナンスはしていますが、10年が経った現在(2021年)でも絶好調を維持しています。

遂に迎えた、KZ1000Mk2納車の日

コツコツと地道に頭金を貯め購入し、半年以上待ち続け念願の納車の日。納車とは言っても場所はドレミコレクションの本社がある岡山県。東京まで陸送してもらうのが通常のようですが、一気にナラシを進めることができますし、なにより一刻も早く対面したかったので、岡山県での納車をお願いしていました。

いざヘルメットを片手に新幹線で岡山へ。
到着すると岡山の有名人「桃太郎さん」が出迎えてくれました。

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岡山駅からドレミコレクション本社へ

岡山駅に到着し、担当の方に連絡を入れ、待つこと10分。車で迎えに来てました。そして、到着するやいなや飛び込んできたのが、一際輝くKZ1000Mk2!!! ひたすら写真を撮り、穴が開くほど眺め続けました。

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横から。ん~どっからどう見てもカッコイイ!!!

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と、このままいつまでも納車という素晴らしい時間を堪能していたかったのですが、あまりゆっくりもしていられません。秋の寒空の中、東京までの約700kmをナラシがてら、キャンプでもしながら自走で帰るというプランがあるので、早いところ出発しなければなりません。制作いただいた担当者に何度も頭を下げ店を後にし、まずはモンベルへと向かいます。

KZ1000Mk2納車日にキャンプグッズ購入

納車したばかりのKZ1000Mk2に乗って走ることおよそ30分。到着したのは「モンベル岡山店」です。というのも「キャンプをしながら東京に帰るぜ」と息巻いていたにも拘わらず、テントもシュラフも、そしてキャンプ候補地もなしという無計画だったのです。もう夕暮れも迫ってきているので、あまりゆっくりと買い物もできません。急いでテント、シュラフ、スリーピングマットを購入。そして、

すみません、今からどこか泊まれるキャンプ場ないですかね?
時期外れだから人はいないかもしれませんが、開いているキャンプ場はありますよ

店員さんは、僕のあまりのノープランっぷりに驚いた表情でしたが、キャンプ場を教えてくれました。ってか、今更ですがこの時キャンプ場なかったらどうしてたんでしょ…。

「よし、これで今夜の寝床は確保できたぜ」なんて思いつつも、モンベル岡山店を出たときにはもう日没間近。追い打ちをかけるように道に迷ったり、寒さに震えながら、なんとかキャンプ場に到着。

岡山県のキャンプ場に愛車と共に到着

到着すると、案の定宿泊客は僕だけ…。早速寝床を作ろうと先ほど購入したテント「モンベル ムーンライト2型」を袋から出します。このテントは「月明かりの中でも簡単に設営が可能」とうたわれているものですが、ほぼ明かりがない、初めての設営という条件が重なり、まったく簡単に設営できません。1時間近くかかりやっとテントを設営できました。このときばかりは、買ったばかりのテントほど難しいものはないと思い知らされました(ちなみにモンベルの宣伝文はまったく悪くなく、今では文字通り5分とかからずに設営できます)。

なんとかかんとか寝床を確保し、新品の寝袋に包まれて翌朝。日の出と共に起床し、まずは定番のコーヒーを淹れます。

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いかんせんゴールは東京なので、あまりゆっくりもせず荷物をまとめ、いざ出発!

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KZ1000Mk2と共に東京へ

岡山県から東京まではおよそ700km。1日で行けないこともないかもしれませんが、なかなかの距離です。当初の予定では名古屋辺りでもう一泊かな。と安易に考えていたのですが、天気予報をチェックするとまさかの雨!しかも気温が低い!「こっ、これは…一気にいくしかないな」と、一直線で東京へ帰ることを決意。ひたすらアクセルを開け(慣らし中です)、幾つもの都市を通過していきます。完全に日が暮れても東京にはまだ着かず、適当な装備だったこともあり寒さが心と身体を攻撃してきます。何度もSAで休憩するもののあまりにも寒いので、買ったばかりのシュラフを体に巻き付け、再びアクセルと開き続けました。そして夜。ようやく自宅に到着。納車の喜びよりも、我慢の方が多かった1回目のツーリングとなりました。とはいえ、自宅で眺めるKZ1000Mk2は最高のひとこと。「これからも乗り続けたい」そう思わせるのに十二分な魅力が1日で伝わってきました。

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